英語の民間試験について、いろいろ記事を読みました。
つまるところ
- 経済的に不公平等々の批判が多かったため、国としては大学センターで英語民間試験を活用するのは見送る方向に。
- 英語4技能を測定するには便利なツールである民間試験は、国公立大学が「独自に」活用に動いている。
ということですね。
それら民間の英語試験導入にあたり、我が家の子供たちが「今」から取り組んでおこうと思ったことが2つあります。
それは
- 安価で受験しやすい民間英語試験「英検」で、「4技能」試験に慣れておく。
- パソコン入力スタイルが多い民間英語試験にそなえ、英語タイピングに慣れておく。
Contents
民間の英語試験とは
民間英語試験の種類
候補に挙がっていた民間試験は、6団体(10種類)。
出典:見送りになったはずの「英語民間試験」を過半数の大学が入試に独自導入する理由|ダイヤモンドオンライン 2020.2.25.
英語民間試験の現状
英語民間試験は、2019年11月15日、大学入試センターでは導入されない方向になりました。
ところが、大学入学試験等では英語民間試験が「独自に」活用されているそうです。
表上に示された数や比率は、「英語民間試験を1つでも利用する」大学・短大にすぎないが、それでも既に大学では過半数に達している。昨年10月25日の廃止決定前の利用予定状況でも、国立大学で95.1%・私立大学で65.1%の利用予定が公表されていることから、今後、さらに利用する比率の上昇が見込まれる。
出典:見送りになったはずの「英語民間試験」を過半数の大学が入試に独自導入する理由|ダイヤモンドオンライン 2020.2.25.
その他、中学受験でも民間試験が得点に加点されているようですね。

民間英語試験対策①:4技能は「英検」で慣れておく
どの民間英語試験を受験したらいいか
民間試験には、現時点で6団体10種類あることがわかりました。
団体により試験内容や受験料、レベルは様々です。
英語民間試験を受験することに共通しているのは、要するに「4技能」が問われるということですね。
「4技能」の試験形式に慣れておくという観点では、今のところ「英検」受験継続の方向でいいようです。
民間試験の練習として「英検」を選択する理由は主に4つ。
- 安価
- 受験地の選択肢が多い
- 受験日程の選択肢が多い
- 受験レベルのグレーディングが細かく、小中学生にも受験できる
「英検」4種、どれを受験するか
英検のホームページをみると、いつのまにやら英検の種類が増えていています!
- 従来型英検
- 英検2020 S-interview
- 英検2020 1day S-CBT
- 英検CBT
不思議に思っていましたが、調べてみたらなるほど。
英検の種類が最近やたら増えていたのは、大学での英語民間試験導入が関係していた背景があったんですね!
英語民間試験が制度上採用されるためには、試験が1日で完結する必要があるようです。
①の従来型の英検は検査に2日かかるため、英語民間試験には不採用。
①の従来型の代わりに、②③④を新たに制度として作ったようです。
②のS-interviewば大学受験前の高3生を原則対象にしています。
そのため、一般人が受験できるのは①③④。
4つの英検の違いは、下の図がわかりやすく参考になりました!
民間英語試験対策②: パソコン試験にそなえ英語タイピング練習
民間英語試験の種類は、今後も変化していくと思います。
民間英語試験の種類がどうなるにせよ、今後は「4技能」が問われることのほかに、パソコン入力での試験スタイルが増えていくことのようです。
TOEFL iBT、GTEC、GTEC CBT、TEAP CBT、英検CBTではライティングをキーボード入力によって行い、スピーキングでは録音を行うなど、試験自体への慣れも必要となる。
出典:共通テストの英語民間試験、7種認定 公平性など課題多く|日本経済新聞
子どもが英検3級を「CBT」(試験会場で筆記面接すべてパソコン受験)で受験したことがあります。
その際に、タイピング練習のソフトを有料から無料までいろいろ試しました。
結果、我が家の子供たちは、無料の「TypingClub」が一番楽しく学習できました。

出典:TypingClub
「TypingClub」のいい所は
- 無料
- スモールステップで上達する工夫あり
- ゲーム性もあり、子どもから大人まで楽しんでタイピングが学習できる
- 英文タイピングもある
解説は英語ですが、ごく簡単な説明で動画もあります。
タイピングも英語も両方身につくカモ、です。
対象年齢は不明ですが、我が家は年長の子供も十分にエンジョイしている様子でした。
「TypingClub」、よかったら試してみてください!
さいごに
大学入試での英語民間試験、独自に導入する大学が増えているようですね。
英語の民間試験は、大学だけに限らず、中学校、高校でも受験に際して加点される学校が増えています。
英語は「4技能」まんべんなく勉強せよ、ということですね。
ここでは、英語民間試験に対して我が家の子供たちが取り組んでおこうと思ったことを中心に記しました。
それは
- 安価で受験しやすい民間英語試験「英検」で、「4技能」試験に慣れておく。
- パソコン入力スタイルが多い民間英語試験にそなえ、英語タイピングに慣れておく。
英語4技能の「英作文」や「スピーキング」は親世代ではあまり問われなかった分野。
英語民間試験導入ニュースのおかげで、いろいろ勉強になりました。
時代は変化していますね!
【最後まで読んでいただき、ありがとうございました(‘◇’)ゞ】
