子育て

漢字が苦手、理由があります!【その②】くわしい検査

はじめに

学校の漢字ドリルの宿題、子供が嫌がりませんか?

我が子は漢字の宿題、一時期、すごく嫌がりました。時間がかかりました。宿題を前に泣きました。

専門医療機関も受診し、文字の読み書きを認識しにくい「脳機能の特性」に要因がある可能性があることがわかりました。

漢字が苦手、「理由」があります。

漢字の宿題を嫌がる理由がわかってからは、専門家等の助言を参考に、いろいろな教材や勉強方法を試してみました。

その結果、漢字検定は学年相応の級まで合格できるようにもなりました。漢検合格という目に見える成果ができて、本人の自信にもなっているのか、以前より漢字に対する苦手意識はなくなってきました

むしろ

オレ、どっちかっていうと漢字は得意かも

という発言すら聞けるようになっています。

 

ここでは、漢字の苦手な理由をさぐる「ヒント」をもらうために行った2つの「検査」について、我が家の事例を中心にまとめました。

  1. 知能水準を測る「WISQ-Ⅳ」
  2. 学習習熟度を測る「K-ABCⅡ」

 

2つの検査

知能水準を測る「WISQ-Ⅳ」

主に知能水準を測る検査。

専門医療機関で受診後、検査。

WISC-Ⅳ検査は、子どもの認知や行動性のバラつきを見るのに役に立ちます。
簡単にいえば、言葉の理解力があるのか、絵を見て、何が描いてあるのか理解できるのか、暗記は得意か、作業スピードはどうなのか、などを個別に見ることができるのです。
それによって、子どもの苦手な部分を明らかにし、どうサポートをしていけばその子が生きやすくなるのかを探っていきます。

WISC-ⅣではWISC-Ⅲまで使われていた「言語性IQ」「動作性IQ」という考え方から4つの指標得点という考え方に移行しています。

引用:放課後デイサービスわくわくクラブ:WISQ-Ⅳ検査について

 

WISC-Ⅳにおける指標得点とは・・・

その指標得点は下記の通りです。

言語理解(VCI)
言語的な情報や自分自身が持つ言語的な知識を状況に合わせて応用する能力(推理、理解および概念化を用いる言語能力を評価)

知覚推理(PRI)
視覚的な情報を取り込み、各部分を相互に関連づけて全体としてまとめあげる能力(知覚推理および知覚統合を評価)

ワーキングメモリ(WMI)
注意を持続させて、聴覚的な情報を正確に取り込み、記憶する能力(注意・集中および記憶力を評価)

処理速度(PSI)
視覚的な情報を事務的に数多く、正確に処理していく能力(認知処理および描写処理を評価)

引用:放課後デイサービスわくわくクラブ WISQ-Ⅳ検査について

 

学習習熟度を測る「KABCⅡ」

WISQ-Ⅳでは測れない、「学習習得度」を測ることができる検査。

子どもの得意、不得意が数値化されて評価され、本人に合う学習方法がわかりやすくなるそうです。

検査は病院外で、費用は自費。

K-ABCⅡは知能検査の1つでWISC-Ⅳと並ぶ代表的な検査ツールです。
知能検査では唯一、基礎学力を計る学習習得度の評価も取り入れており、学習支援を目的として「認知尺度(認知処理力)」と「学習尺度(基礎学力)」を測定します。
100を基準に上下のばらつきをみることで発達水準を推定します。認知尺度では得意な情報処理の仕方や計画性、理解定着力があるか、学習尺度は何年生レベルの学力を持っているかが分かります。

K-ABCⅡ K-ABC

引用:「株式会社すららネット:心理、教育アセスメントバッテリー K-ABCⅡ

 

メモ:上記「すららネット」さんで、K-ABCⅡの検査が自費(2万円税抜)でうけられるようです。検査場所は、東京、神奈川限定。

2つの検査:我が子の結果

WISQ-Ⅳ

検査結果

知的発達水準は、平均。

WISQ-Ⅳは、言語、視覚、記憶、処理速度がわかる検査ね。検査結果は、漢字のことでいえば「言葉の推理」と「ワーキングメモリー」の数値がちょっと気になったかも。
検査結果の詳細
  • 認知の特徴は、言語的な刺激に比べて視覚的な刺激で推論する方が得意。つまり口で説明するより、図をみせた方がわかりやすいそうです。
  • 言葉で推論することに苦手感。書く課題は、自分の考えを伝えることが難しかもしれないと。読む課題では、知らない言葉に対する抵抗感が強いそう。

 

学習面のアドバイス
  • 文章題などは、絵や図を描くよう促す。もしくは描いてあげる。
  • 新しい言葉は、説明してあげる。絵や図など視覚的手がかりを使うとベター。
  • 書く課題のときは、使えそうな言葉リストのヒントをだす。
  • 読む課題は、用語解説がすぐに参照できるようにする。
  • 新しい内容を学習するときは、黒板等にキーワードを書く。

 

KABCⅡ

検査結果
  • 全体的な知的水準(認知総合尺度):平均以上。
  • 学習習得度(習得総合尺度):平均。もともとの認知能力が学習面に生かしきれていないことがわかりました。

 

「検査結果詳細」と「学習アドバイス」

【点数が高かった項目】

認知処理能力4つのうち、わが子は同時尺度の点数が一番高かったです。

「同時尺度」は複数の視覚情報を全体的なまとまりとして処理する能力。

つまり、視覚処理能力が高いそうです。

 

同時タイプ」向きの学習方法

  • 説明は結論から:全体→部分。答えを先にみせて、それから部分を隠すクイズ形式。
  • 得意な視覚を活用:具体的な絵やイラスト、図やグラフを利用。動画。やって見せる。視覚的、空間的な手がかりを使う。

 

【漢字】

同時タイプさんは、

「絵カード」「虫食い漢字」「へん・つくりゲーム」が取り組みやすい。

注意)漢字ドリルの反復は、本人に「合わない」可能性がある学習方法にあたるそうです。

 

結論から伝えるのが大切なのね。そういわれてみると、国語の長文読解で苦労している理由も少し理解できるような気がする。日本の長文読解、結論までが長いもんねー。「同時タイプ」なら、結論からサクッとはじまる英語の論述スタイルの文章の方が、理解しやすいのかも。

 

【点数が低かった項目】

認知処理能力4つのうち、平均はあるものの、もっとも点数が低かったのは継次尺度

「継次処理」は情報を1つずつ時間的、系列的に処理する能力。

この能力が低いと、聴覚処理の能力が低い傾向にあるようです。

順々に説明されたことを耳から理解することが難しい場面がある可能性。

K-ABCの検査中も、口頭での質問を聞きなおすことが多かったようです。

 

まとめ

漢字が苦手な我が子、具体的に「何が要因」で「どこ」でつまっているのか。

苦手な理由を探るヒントをもらうため、2つの検査をしてもらいました。

  1. 知能水準を測る「WISQ-Ⅳ」
  2. 学習習熟度を測る「K-ABCⅡ」

 

検査の結果、わかったことが1つあります。

それは、子供のやりやすい方法で勉強をサポートしてあげることが大切、ということです。

検査でわかったことは、子供の得意、苦手のごく「一部」にすぎません。

苦手な漢字の「どこ」でつまっているかは、2つの検査だけでは不十分だと正直、思いました。

それでも数値で示された検査結果は、やっぱり参考になります。

どうせ苦手な学習をするなら、本人のやりやすい方法を知りたいですもんね。

同じように子供の漢字の宿題、書くこと、読むことで悩んでいるお子様、ご家庭の参考に少しでもなれば嬉しいです。

次の記事からは、漢字が苦手な我が子の「具体的な取り組み」についてまとめていきます。

【最後まで読んでいただき、ありがとうございました(‘◇’)ゞ】

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アメハコ
こんにちわ、アメハコです。当ブログをご覧くださり、ありがとうございます。 子育て10数年目、男の子3人の母です。 育児で悩むこと、たくさんあります。 一人で悩み抱えるのはつらいですよね。 私と似たような状況で困っている方、いませんか。 子育ての悩みを共有することで、お互いに一歩でも良い方向に向かえたら嬉しいです。 『 Predicting rain doesn't count.  Building arks does.  by Warren Buffett』( 雨を予測することは重要ではない。方舟を作ることが重要だ。 ) 雨はかならず降ります。 どんな雨の中でも、子供も親も笑顔になれる『ハコブネ』は必ずあります!
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