小6男児のわが子は、「読み」「書き」どちらも苦手意識があります。
耳で聞けば理解で伝えられることも、「書く」「読む」となると文字の認識に手間取るためか、少し時間がかかります。
中でも、「書く」ことは特に苦手意識が大きいです。
「書く」こと「読む」ことは、生きていく上で、もちろんどちらも必要な能力です。
そこで我が家では、読み書き練習の優先順位をつけました。
まずは本人が比較的取り組みやすい、漢字の「読み」がある程度できるようになる事を目標にしました。
本人の努力もあり、下記のような嬉しい発言がみれることも。
この記事では、苦手な漢字意識を少しでも克服するために、工夫した学習法を7つまとめます。
工夫① 苦手な漢字は「見て」覚える
絵カードで「漢字」をあてクイズ
フラッシュカードのような教材で、表の「絵」をみて裏の「漢字」を推測。
「目」で見た絵や図が入力されやすい「同時タイプ」の情報処理能力をもつ我が子には、とても取り組みやすい学習教材でした。
初めての教材を使う時は「読み」のサポートがいると考え、親も子供と一緒にカードの絵から漢字をあてるクイズに挑戦しました。
どちらが先に答えをあてられるか競争です。
「絵」と「漢字」があまり一致せず「つっこみ」を入れながらしたり、親子で一緒に楽しく取り組めます。
漢字はもともと「絵」から作られているからか、「漢字」と「絵」をセットで覚える方法はマッチしやすい背景もあるのかもしれないですね。
「漢字イラストカード」の唯一デメリットを挙げるとしたら、「金額がそこそこ」という点です。
説明書にも記載がありましたが、漢字が苦手な本人の過負荷にならないようにすることが大切だそうです。
漢字は「へん」「つくり」カードゲームで遊びならが覚える
「へん」41枚、「つくり」43枚の計84枚で組み合わせて漢字を完成させます。
複雑にみえる漢字も「へん」「つくり」に分解すれば、意外とシンプルに見えます。
何より遊びの要素があるのでエピソード記憶としても漢字が定着しやすいです。
対象年齢は6歳以上。
実際に小3、小5と遊んでみると
と、低学年の子供には難しい印象です。
取扱説明書の漢字の組み合わせ表を見ると、半分くらいは小5・6で習う漢字です。
ゲームとして楽しむなら小5くらいから、がいいのではないでしょうか。
「漢字パズル」で間違い探し
サイパー国語、読解の特訓シリーズ「漢字パズル」は、対象年齢により3冊(甲、乙、丙)に分かれています。
甲が小学校低学年、乙が中学年、丙が高学年。
内容は、基本的にクイズ要素のある問題。
問題の種類はたくさんあります。
単純な漢字の「書き」作業を嫌がる子供も、「間違い探し」のゲームなら取り組みやすいようです。
「漢字パズル」の内容例
- 短文の間違い漢字探し
- 鏡文字を直す
- 文字が一部欠けている漢字の修正
- 漢字しりとり
- 向きが回転している漢字を直す
中でも「熟語一字まちがい」が、わが子は好きです。
- ゲーム性があって、間違いを見つけた時の楽しさがある。
- 正解を書く欄がありますが、「一文字」のみ。
- 間違い漢字の「見本」に一文字足すだけで、すべての漢字をゼロから書かなくていいというヒントの要素もある。
サイパーシリーズは一冊、500円(税別)と金額が手ごろです。
国語もそうですが、算数も我が家もたくさん購入してお世話になっています。
シリーズがたくさんあり、子供が苦手な学習項目を単元単位で選んで購入できます!
興味があれば、ぜひ株式会社 認知工学のホームページをのぞいてみてください。
[blogcard url=”http://ninchi.sch.jp/cogtec/Top.html”]
【漢字学習のさいに利用できる無料教材】
- 特別支援教育デザイン研究会「特別支援教育教材」
- NPO法人スマイル・プラネット「ー認知特性別読み書き支援ースマイル式 プレ漢字プリント」
工夫② 読み書きは、タブレット教材を活用する
ノートに「書く」のが苦手でも、タブレットなら比較的取り組みのハードルが下がることもあります。
「ベネッセ」、「スマイルゼミ」のタブレット教材のメリット、デメリットをざっくりまとめます。
- 始めて習うを漢字は、例文を含め、まずは音声で読み上げてくれる。
- 見本を見ながら、書き順を練習。
- 間違ったら「動画」で確認し、書き直す。
【タブレットのメリット】
- 読み上げの「音声」サポート
- 漢字に関連する「絵」が豊富
- 漢字の書き方と書き順が動画で表示され、「目」と「耳」確認できる
- 手先の不器用な子でも、軽い力で文字が書ける
- 親のサポートなしで、「読み」「書き」に取り組める
- 通常の漢字教材以外に、ゲーム要素のある内容が配信される
【タブレットのデメリット】
- 精度が良すぎて、採点の「基準」が厳しい。
- 「不正解」のときの✖✔が赤で大きくはっきり示されてしまう。→「イラっ」とする
- 「不正解」の効果音が「大げさ」すぎる。→「イラっ」とする
【ベネッセとスマイルゼミの違い】
ベネッセとスマイルゼミでは、それほど大きな違いはない印象です。どちらかを迷われたら正直「好み」の問題かと。
1年程度、併用して同利用していた時期に、子供にどちらが使いやすすいか聞いてみました。
確かに、ベネッセタブレットは1レッスンだいたい「5分」で終わり負担感は少ないです。
スマイルゼミは、ベネッセより1回の演習量が少し多い印象です。
ただ!漢字に関しては、多少雑に書いても〇をもらえるのはスマイルゼミです。
タブレット用での文字の書きやすさもスマイルゼミの方が、すぐに認識してくれ、書きやすい印象です。
「ベネッセ」「スマイルゼミ」どちらにしても、タブレットはやっぱり便利!です。
当初の子供の✖への拒否反応も、使い続けて数年、以前ほどは気にしなくはなりました。
慣れもありますね。
工夫③ 「書く」のは、パソコンを使う
漢字への取り組みのハードルは以前よりは低くなっています。
それでも学年が上がってくると、「作文」「感想文」等の取り組む機会が増えてきます。
文章を書く以前に、「文字」を書くことに時間がかかる子供にとって、作文の課題はとても負担が大きいです。
引用:「TipingClub」
合理的配慮、という言葉が聞かれるようになりました。
それでも小中高の教育現場では「書く」ことは避けては通れません。
そうであるのなら、せめて家の中では「書く」負担を減らしたい。
そこで、我が家ではパソコンのブラインドタッチの練習を始めることにしました。
タイピング練習は有料、無料いろいろ試していますが、子供が取り組みやすかったおすすめは
動画解説もあるので、年長の子供も楽しく取り組めます。
工夫④ 「読み」は家庭でサポート
我が子は文字が羅列してある文章を「読む」ことが苦手です。
小学校高学年になり塾に入るようになってからは、国語の長文読解でつまずきました。
病院では、子供が「読む」課題は親がすべてしてあげていいとアドバイスしてもらいました。
具体的には、学校の教科書、塾の長文読解、新聞、本など。
すべてを親がサポートするのは現実問題大変です。
それでも、親ができる範囲で時間があるときは「読む」サポートをする機会を作るようにしています。
「読む」サポートがあれば、国語の長文読解は解ける問題がたくさんあることがわかりました。
わからない「語彙」も言葉だけでなく、画像や動画を検索して説明するよう意識するように意識しています。
そういった積み重ねもあってか、現在は国語の長文読解に苦手意識はあるものの取り組む姿勢は以前と比べると格段によくなってきています。
親の「読む」サポートは「過干渉」ではありません。
少しのサポートで子供ができることが増える「過保護」はいくらしてあげてもいいそうです!
スマホやタブレットには、音声読み上げ機能もありますしね。
工夫⑤ 自分でも「読む」読書機会を増やす
「読む」ことが苦手でも、読書がまったくできないか。
そうではありません。
細かい文字が並ぶ本はハードルは、確かに高いです。
それでも、本人の好きな「推理」要素のある児童書や、ゲーム関連の攻略本、「マンガ」は学習漫画も含め、大好きです。
寝る前の30分はできるだけ読書の時間をつくるよう意識しています。
読書のための本も購入したものや図書館で借りたものを、常に寝室に置いてある状態にしています。
文字が苦手でも、本人の「好き」な分野と「絵」があれば、本を開きます。
「好き」と「絵」の力はすごいです!!!
工夫⑥ 読み書きの特性を「周囲」「本人」に伝える
本人の読み書きの苦手は、意欲や努力不足が原因ではありません。
本人の特性は、あらかじめ担任の先生や勉強、習い事にかかわってもらっている方に伝えるようにしています。
医療機関での検査結果や、どんなサポートがあればやりやすくなるのかも含めて具体的に伝えるよう意識しています。
子供自身にも、得意不得意は人それぞれあることをかみくだいて伝えています。
得意なことは伸ばし、苦手なことは代替手段をさがせば大丈夫。
今「苦手」に感じていることは、決して自分の努力不足のせいではない。
目の前にある「苦手」は「苦手」として自分自身で認識できれば、つきあっていく方法はたくさんあります!
工夫⑦ 【自信をつける】漢字検定に挑戦!
漢字が苦手な子どもは、「自信」がありません。
ある程度、漢字の取り組みのハードルが下がってきたら、自身をつけるため、本人の様子をみて合格できそうな学年級で「漢字検定」等にチャレンジしてみるのも1つかと思います。
我が家は小5の時に、はじめて「漢字検定8級」(小3レベル)に挑戦し「合格」しました。
この合格成功体験以降、本人の漢字に対する取り組む姿勢は少し変わってきたように思います。
漢字検定にチャレンジする前までは、取り組めば出来るようになることも、自分自身で「できない」と引いていた強固な境界が明確にありました。
漢字検定合格の成功体験で、その境界線が少し変化した、そんな印象です。
「合格」をみこしてのチャレンジではありましたが、試験は何があるかわかりません。
初めての漢字検定で「不合格」になり、失敗体験になっていた可能性ももちろんあります。
受験するさいは、「合格」「不合格」にこだわらず、どちらの結果でも「ごほうび」はあらかじめ子供と相談して決めていました。
チャレンジの背中を押すか押さないか、親の判断、難しいですね。
子供の性格と現状をよくみて、チャレンジできそうならぜひ子供の背中を押してみてあげてください。
まとめ
ここでは苦手な漢字を克服するために行った我が家の工夫を7つ、まとめました。
- 苦手な漢字は「見て」覚える
- 読み書きはタブレット教材を活用する
- 「書く」のはパソコンを使う
- 「読み」は家庭でサポート
- 自分でも「読む」読書機会を増やす
- 読み書きの特性を「周囲」「本人」に伝える
- 【自信をつける】漢字検定に挑戦
子供の読み書き、漢字の苦手は、「どこに原因があるのか」は正直わからないことがたくさんあります。
それでも、本人の情報処理能力に「合いやすい」学習方法は、必ずあります。
そして、苦手と真正面から向かわずに、苦手を「回避しながら付き合う」方法も!
毎月5万円クレカ決済の投信積立で月250円分(年間3000円分)Vポイントがもらえます。
夫婦でクレカ積立を設定すればポイント2倍!月500P、年6000P!
クレカ積立で毎月自動「チャリンチャリン」マシーン!
■SBI証券のクレカ積立はコチラ
■楽天証券のクレカ積立はコチラ
Amazon電子書籍200万冊以上が読み放題、通常月額980円。
2ヵ月99円キャンペーンが適応なら、1960-99円=1861円お得!
キャンペーンは以前利用したことがあっても、複数回使えます。
Amazonアカウントにログインして、キャンペーン対象になっているか要チェック!
≫kindle unlimited「あなたへの特別プラン」を確認してみる
■詳細はコチラ